私は入学当初から方言や言葉に興味があり、国際教養コースで社会言語について学びました。方言調査や日本語と他言語との違いを学ぶ中で、日本語の表現の多様性に気づき、その「おもしろさを伝えたい」という思いから、国語科の教員になりました。また、総合科学部のプログラムにある台湾研修や日本人学校での外国の方との交流、同年代の仲間や先生方、調査で出会った幅広い年代の方々との交流を通して、多様な文化や価値観を知ることができました。総合科学部での学びと経験は、自分の将来を決めるうえで大いに役立ちました。大学時代に多くの人と関わった経験は、先生となった今、生徒一人ひとりと向き合い、寄り添う上で大きな力となっています。