西條 真結乃さん(地域創成専攻2年)らの研究成果が第33回地理情報システム学会学術研究発表大会 大会優秀発表賞を受賞しました

2024.11.22

 西條 真結乃さんらの研究成果「カードゲーム型教材を活用した社会人向けGIS研修プログラムの開発」が、第33回地理情報システム学会学術研究発表大会 大会優秀発表賞を受賞しました。

 近年、社会人に向けたリスキリング・リカレント教育が注目されており、自治体や民間企業においては、ICTの一翼を担う地理情報システム(GIS)について理解し、活用できる人材育成の必要性が高まっています。しかし、GISの概念や技術を導入するために時間や労力を十分割けない人が多いのが現状です。  

 本研究では、ICT機器の導入や複雑な操作の習得が不要で、GISの概念について楽しく学ぶことができる「GISカード」の社会人向け研修プログラムを開発しました。「GISカード」を使った教育プログラムは、高等学校の「地理総合」に対応する高校生向けプログラムとして考案されました。この高校生向けプログラムに関しては、既に昨年度の地理情報システム学会大会において、ポスターセッション賞を受賞しています。これをさらに発展させる形で、社会人向けのGIS研修プログラムを開発し、実際の社会人に向けたセミナーにおける実践について報告したものです。今回の受賞は、昨年受賞した高校生向けプログラムと比較しても、より幅広い層へのGIS教育の実践例として、高く評価されたものと思われます。

【研究チームメンバー】
・西條 真結乃(大学院創成科学研究科地域創成専攻 博士前期課程2年)
・夏目 宗幸(大学院社会産業理工学研究部社会総合科学域 准教授)
・塚本 章宏(佛教大学 教授)
・土田 雅代(ESRIジャパン株式会社)

第33回地理情報システム学会学術研究発表大会 大会優秀発表賞
https://pub.confit.atlas.jp/ja/event/gisa2024/news

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