令和6年7月1日
大学院社会産業理工学研究部社会総合科学域では、年1回、本学域の重点研究分野においてとくに優れた研究成果を
発表した個人又はグループの代表者に「総合科学優秀賞」を授与し、表彰しています。
今年度(第14回)の受賞者は甲田宗良准教授(重点研究分野:「人間文化・人間社会の向上に関する基盤研究」)
で、令和6年6月27日に学部長室で表彰式が行われました。
甲田宗良准教授は、精神疾患(とくにうつ病や双極症などの感情の問題)の心理支援技法(認知・行動変容の手法、
マインドフルネスやセルフ・コンパッション)の具体的な実践例や現時点のエビデンスの集約に取り組み、その成果
を発表しています。また、労働者や求職者のメンタルヘルス対策に資する実証的研究に研究室を挙げて取り組み、そ
の成果を公表しています。以上より、臨床心理学分野はもちろんのこと、地域の健康増進施策への波及効果が期待で
き、社会課題の解決に寄与できます。よって、その優れた功績が評価されました。