令和6年6月4日大手町の経団連会館ホールにて、2024年度旭硝子財団研究助成金贈式が執り行われ、総合科学部の内藤直樹准教授が研究助成金を授与されました。採択された「サステイナブルな未来への研究助成」【発展研究コース】人文・社会科学分野の採択率は18.5%と非常に狭き門でした。この助成枠の目的は、持続可能な社会の実現や地球環境問題の解決を目指した研究提案を支援することです。
内藤准教授の研究課題は「アフリカ乾燥地域における再生可能エネルギー事業の社会-生態的なインパクト評価方法の開発」です。この研究の目的は、気候変動対策としてグローバルサウスの乾燥地域で加速している再生可能エネルギー開発が地域社会に与える影響を、中長期的な視点から評価する方法の開発です。そのために、ケニアのジョモ・ケニヤッタ農工大学理学部のチャーチル・サオケ講師と3年間の国際共同研究を実施します。
旭硝子財団は、昭和8年(1933年)に設立され、次世代社会の基盤を構築するような独創的な研究や社会の重要課題の解決に指針を与えるような研究を助成してきました。
写真は、贈呈証を手にする内藤准教授です。