本学の山本哲也准教授と内海千種教授らによる作品が，「第2回デジタルとくしま大賞 NTTドコモ賞」を受賞しました。
表彰式は，2023年1月30日に「とくしまDXフォーラム2023」（於アスティとくしま2階 ブライダルコアときわホール）において
執り行われました。
今回，受賞した作品「AR阿波踊りー阿波踊りの魅力を最大化する拡張現実技術ー」では，伊藤園中央研究所との共同研究によって実装された拡張現実（AR）技術を活用しています。本技術を阿波踊りの実演と融合することで，演者の存在感や踊りの美しさ，そして観覧者の楽しさをさらに高めることができるような手法の一部を提案しました。大きな特長の一つとしては，空間に３Dモデルなどを投影するため，VRゴーグルやAR用機器（iphone等）が不要な点にあります。これによって，観覧者は周囲の人々と一緒に，AR阿波踊りを楽しむことができます。また，コンテンツを自在に拡張できるため，独創的な演出や，新たなスタイルを生み出すことができます。今後は，阿波踊りなどの伝統芸能から，音楽・ダンス・現代的なパフォーマンスまで，多様なイベントに大きく彩りを与えられる演出技術として展開していくことが期待されます。
※デジタルとくしま大賞は，徳島の魅力発信やデジタル人材の育成・発掘を目的としたデジタルコンテンツによるコンテストです。プロ・アマの別を問わず全国から応募が可能となっています。
【作品名】
『AR阿波踊りー阿波踊りの魅力を最大化する拡張現実技術ー』
【制作者】
山本 哲也1，内海 千種1，瀧原 孝宣2，菅谷 渚3，衣笠 仁2（「AR阿波踊り」製作委員会）
1 徳島大学大学院社会産業理工学研究部
2 株式会社伊藤園中央研究所
3 横浜市立大学医学部
【関連ページ】
https://www.pref.tokushima.lg.jp/ippannokata/sangyo/ict/7211128/
【参考動画】
https://www.youtube.com/watch?v=QBoqY_3tmbg