学科 / コース:人間文化学科 国際文化コース
留学先 / 期間:武漢大学(中国) / 2016年9月~2017年7月
こんにちは!中国の武漢大学に留学している中山麗です。みなさんに武漢での留学生活を紹介したいと思います。
武漢大学の語学留学生は初級、中級、高級に分けられており、各級の中で中国語のレベルに合わせてクラスが決められています。各クラス時間割が決まっており、その時間割に沿って授業を受けます。日本と同じで1コマ90分ですが、武漢大学では45分授業の後、5分休憩があり、また残り45分授業という形になっています。武漢に来て驚いたのは、1コマ目が朝8時開始ととても早いことです。朝の開始はとても早いですが、昼は昼休みが2時間近くあり、昼の授業は午後2時過ぎに始まります。先学期は1日2コマで週10コマ授業があり、今学期には1コマ増えて週11コマ授業があります。授業はもちろん中国語で行われるのですが、先生によっては英語を交えて説明してくれます。1クラスの人数は多くても30人程です。クラスによってクラスの雰囲気は違うのですが、私のクラスは授業中に質問する人が多く、授業中でも気軽に先生に質問することができました。また、先生とは中国の通信アプリ‘微信’(LINEのようなアプリ)で連絡先を交換し、授業時間外でも質問することができます。授業の欠席の連絡やテストについての連絡など、‘微信’ですることが多いです。
武漢大学では多くの行事が行われています。11月には文化祭があり、留学生が各国の食べ物やたばこ、お酒、アクセサリーなどを販売していました。武漢大学に留学している日本人も参加し、わらび餅やちらし寿司などを販売しました。20か国ほどが出店していたと思います。出店だけでなく、ファッションショーやダンスを披露している国もありました。中でも人気だったのは北朝鮮のブースです。北朝鮮のブースでは切手やたばこ、ピンバッジ、ほかに食べ物なども売っていました。日本人は、帰国後のお土産に北朝鮮のたばこを買っている人が多かったです。
大学の近くにはデパートやショッピングモールがあり、放課後や休日はそこに遊びに行くことが多いです。地下鉄で1時間程のところにはイオンもあります。大学内は湖があったりキツネがでるなどとても自然が豊かですが、学外は大きなデパートがあったり西洋風の建物が建ち並んだショッピングモールもあります。私は徳島よりも武漢の方が断然都会だと思います(笑) 。空港まではタクシーで1時間ほどですが、2016年12月に空港線が開通し、地下鉄でも大学の最寄駅まで乗り換えなしで行き来できるようになり、旅行にも行きやすくなりました。
中国へ留学する人や旅行で来る人はそれほど多くないと思います。実際に私も留学に来る前は一度南京に行ったことがあるだけで中国に対するイメージはそれほど良くありませんでした。けれど、来てみると日本よりも進んでる!すごい!と思う部分がたくさんありました。そのひとつが‘支付宝’というスマホ決済サービスです。中国人はもちろん、まわりの留学生も利用しています。私はこれを利用していないという人に会ったことがないぐらい普及率が高いです。このサービスはとても便利で、レストランやスーパーでの支払いだけでなく、タクシーの予約・支払いや映画のチケットの購入、出前の注文・支払いなどもできます。他にも、割り勘するときもこれを使って友人にお金を送ることができます。割り勘の時など、小銭がなくて困ることがないのでとても便利です。
中国での生活は一見不便そうですが、実際来てみるとそうでもありませんでした。むしろ、日本より便利だと感じる部分も多いです。武漢大学は日本人留学生が20人弱と少ないですが、日本人会があり日本人同士での交流もあります。私のクラスメートは国籍がバラバラで、様々な国の人との交流もできました。授業だけでなく、ハロウィンパーティーや文化祭など外国人との交流をする機会はたくさんあります。様々な国の人と中国語で交流できる上に、武漢という発展途中の土地で生活するのはとても刺激的で楽しいです。私は留学に来る前は、友達ができるか、授業についていけるか、武漢での生活に慣れることはできるのかなど不安でした。ですが、今は武漢で刺激的で濃い生活を送ることができ、武漢大学に留学に来てよかったと思っています。