留学体験記 – 池畠 千里さん

学科 / コース:社会総合科学科 国際教養コース
留学先 / 期間:ネパール(海外フィールドワーク) / 2017年9月(2週間)

●いつごろから留学の準備を始めましたか。または意識しましたか。
2年生の前期に内藤先生が広報していたのを聞いて興味を持ちました。

●なぜ留学したのですか。
ネパールに行くこと自体貴重な体験になると思えたし、さらに奥地に行き、教授とともに実践的なフィールドワーク調査を学べるからです。

●なぜ留学先にその大学を選びましたか。
一般的な大学に通う留学ではありませんが、教室では学べないことを色々知ることができます。

●留学に向けてどのような勉強をしましたか。
事前学習として、徳島ネパール友好協会の国際支援の歩みを調べ、建設的な国際支援とは何か自分の意見を持てるまで学習しました。

●留学中、現地や他の留学生との交流はありましたか。
支援先であるジュブン村では、到着した途端温かい歓迎を受け、滞在中も親切にしてくださいました。お別れの時は、故郷を離れるような悲しみがありました。

●留学中の楽しかったエピソードを教えてください。
村にある民宿にお世話になったのですが、夜になると近所から続々と人が集まってきて、愉快な音楽とともに食べたり飲んだりおしゃべりしたり、時には一緒に踊ったりしたひとときは忘れられません。

●留学中、困ったことはありましたか。
ブジュン村は、とても標高が高いところにあり、気温が急に下がったり、上がったりします。そのため体調を崩しやすいです。私も滞在中に高熱が出て辛かったです。

●留学前と後で自分自身での変化はありましたか。
国際支援に対しての考えはできてきました。そして、旅路の間ずっと通訳として同行してくれたスレンドラさんという方がいるのですが、彼はとても親切で知識が豊富で日本語がペラペラでとても面白い方です。彼とネパールの歴史から現状までお話しして、今何が起こっているのか知ることが本当に重要なのだなと感じました。

●留学で得たものは何ですか。
国際支援は、支援する側と支援される側の関係性がうまくできていなければ成立しません。支援する側の自己満足で終わってしまっては、支援される側にとってはどんなものでもニーズにあったものにはなりません。現地住民と話し合い、何が問題でそのためにどうすべきか考えていかなくてはなりません。こうした考えができるようになったのはこの留学のおかげです。

●留学での経験が生活にどのように影響しますか又はしていますか。
帰国してから、直接的に変化したと感じることはありませんが、ふとした瞬間に村の人たちは元気だろうかと考えたり、支援する側とされる側の両方にとって良い支援とは何かについて考えたりします。また、いかにフィールドワーク調査を進めるかわかったので、そういった機会があれば有効に機能できると思います。

●これから留学を考えている人へのメッセージをお願いします。
ネパールのフィールドワークは、他の語学留学とは全く違います。現地調査のスキルを上げたい人、貧困地と言われる場所を実際に見てみたい人にオススメです!あと、カレーが好きな人は毎日違ったカレーが食べられるので面白いかもしれません。体調管理に気をつけてくださいね!

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