留学体験記 – 徳永 彩乃さん

学科 / コース:社会総合科学科 地域創生コース
留学先 / 期間:育達科技大学(台湾) / 2018年3月7日~20日(台湾文化交流研修)


●いつごろから留学の準備を始めましたか。または意識しましたか。 
 留学の準備をし始めたのは出発の2ヵ月ほど前からでした。その頃にパスポートを取得したり、説明会に参加したりし始めたため、留学するという意識が強くなってきました。

●なぜ留学したのですか。
 私は徳島県出身であり、一度も徳島から出たことがありませんでした。一度海外の文化に触れ、徳島県での生活の習慣との違いを体感してみたいという考えを持っていたため、海外留学を決意しました。

●なぜ留学先にその大学を選びましたか。
 初めての海外であったので、一人での留学に対しては抵抗がありました。そのため、一人での留学でははく複数の学生たちと台湾の文化を学びつつ、育達科技大学の応用日本語学科の生徒と交流するというのが目的であったこの留学先を選びました。

●留学に向けてどのような勉強をしましたか。
 育達科技大学の応用日本語学科の学生との交流でしたが、中国語の授業や英語の授業もあったため、中国語や英語の勉強をしました。中国語は主に現地で買い物をする際に使う言葉や挨拶などを勉強し、英語は積極的に話すための勉強をしました。

●留学中、現地や他の留学生との交流はありましたか。
 14日間の滞在期間中、ほぼ毎日育達科技大学の学生がついていてくれました。寮での生活や食事、授業、そして自由行動中のサポートをしてくれました。授業では多くの学生と交流し、日本の文化や徳島県の話をしたり、台湾で有名なものや文化の話を聞いたり、一緒に遊べるゲームをしたりしました。また、英語の授業として、育達科技大学に留学している他国の学生たちとの交流がありました。その際、英語を用いたゲームをしたり、一緒に流行りのダンスを踊ったりしました。そのほかにも、台湾の高校訪問をして、日本語を学習している多くの学生と話しをしたりゲームをしたりして、仲良くなることができました。

●留学中の楽しかったエピソードを教えてください。
 楽しかったことは、台湾で有名である夜市に行ったり観光地に行ったりしたことです。台湾の学生が一緒に来てくれたため、迷うこともなく、食べたいものを食べ、見たいものを見ることができました。育達科技大学の学生達とそのような活動を共にすることでとても仲良くなることができ、帰国してからも近況報告をするなど連絡を取ることができているため、とても良い思い出です。

●留学中、困ったことはありましたか。
 大学内や寮はトイレットペーパーがなく、自分自身で持参していかなければならないこと、そしてトイレットペーパーを流してはいけないことが一番困りました。日本では当たり前のようにトイレットペーパーを使用して流していますが、台湾ではそれは当たり前ではないことで、それにしばらくの間慣れることができませんでした。また食べ物に入っている香辛料の味や匂い、お茶に砂糖が入っていることなど、食事面でも自分に合わないことがあり、困ったことが多くありました。

●留学前と後で自分自身での変化はありましたか。
 留学前は、海外にあまり興味がなく、生まれ育った徳島でこれからも生活できれば良いと考えていました。しかし、留学に行ったことによって自分自身の現在の環境の良さを感じ、当たり前のようにあるものへのありがたさを感じるようになりました。また、生活をより良いものにするためにどうすれば良いか、ということを日々考えながら生活するようになりました。

●留学で得たものは何ですか。
 留学で得たものは、自分の生活を見直し考えるという意識です。留学しなければ、徳島での生活の良さを感じることができなかったし、便利な点または不便な点を見つけることはできませんでした。将来、地方公務員として地域活性化に尽力したいと考えているため、その意識を持ちつつ日々の生活を見直したいです。

●留学での経験が生活にどのように影響しますか又はしていますか。
 当たり前のように使っているものが当たり前ではなく裕福であることに気づき、それらに対するありがたさを感じるようになりました。また、台湾の学生に日本や徳島県の良さを伝えることが難しいと感じたので、日々の生活の中で、徳島県の良さ、そして日本の良さを探しどのように話せば相手によく伝わるのかを考えながら生活するようになりました。

●これから留学を考えている人へのメッセージをお願いします。
 留学では自分の価値観を広げるいい機会になります。留学をすることで海外の文化や習慣を体験することができ、それらは自分の生活を見直すための良い材料になります。自分の中の世界を広げていくことで将来の目標にも良い影響を与えます。また、留学をすることによって海外の友人がたくさんできました。他国の良さを聞き、日本の良さを伝えることで文化を見直すことができます。留学はたくさん為になる経験ができます。その中でも短期留学は海外に抵抗がある人でも行きやすいプログラムになっているはずです。短期留学でも多くのことを学べるので、参加してみることを勧めます。

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