留学体験記 – S・Aさん

学科 / コース:社会総合科学科 国際教養コース
留学先 / 期間:開南大学(台湾) / 2017年8月17日~30日(夏期中国語 / 英語・台湾文化研修)

今回私は、8月16日から8月30日まで開南大学に語学研修に行ってきました。私は以前2回中国へ短期研修に行ったことがあり、同じ中華圏である台湾でも中国語や中華圏の文化を学びたいと思い、この開南大学語学研修の参加を決めました。

 最初に生活面のことについてなのですが、日本と大きく違う、ということはあまり体験しませんでした。日本で生活しているように感じるくらい、過ごしやすかったです。ただ、細かいところでは多少日本と異なるところがあります。台湾は非常に暑いのですが、室外と室内の温度差が日本よりも激しいです。室内では寒いくらいに冷房が効いているので、夏であっても室内用の上着を持ち歩くようにするのが良いと思います。また、台湾ではバイクの交通量が多く、バイクの路上駐車も多いため、夏に素足を出して歩いているとバイクのマフラー部分に足が当たって火傷してしまうこともあるので注意が必要です。

 次に勉強面についてです。基本的には午前中に授業があり、午後から自由時間または観光という形になっています。中国語クラスには初級クラスと中級クラスがあり、それぞれに合わせた授業が行われます。私は初級クラスだったのですが、声調や日常会話といった初歩的なところから丁寧に授業してくださるので非常にわかりやすかったです。先生が中国語だけではなく日本語での説明もしてくれるので困った時には日本語で質問することもできます。しかし、中級クラスの人の話によると中級クラスでは中国語か英語だけで授業が行われ日本語の使用はできないようです。ただ、授業が始まってすぐのうちであればクラス変更を行うこともできるので、授業を受けてみてから自分の語学力に合わせたクラスを選ぶことも可能です。

 そして、この台湾研修では本当に多くの観光地を訪れることができました。九份や台北101といった有名観光地から陶芸体験など多くの台湾文化に触れることができ、とても楽しかったです。また、台湾の人々は優しく親切で、この研修中にいろいろなところで助けてもらいました。道で迷っていたら現地まで案内してくれたり、タクシー内で携帯の翻訳機能を使ったりしてなんとか話をしようとしてくれたりなど、片言の中国語でも会話しようとする意志が大切なのだと改めて実感しました。そして何よりも、開南大学のチューターさんたちの心遣いの素晴らしさに感動しました。今回の研修中にほとんど困ることがなかったのもチューターさんたちが様々な気配りをしてくれたからこそだと思います。今回の研修では中国語や台湾文化など多くを学び得ることができ、さらにチューターさんたちの行動から勉強することもできました。非常に充実した2週間を送ることができ、良い体験・勉強になったと思います。

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