留学体験記 – A・Sさん

学科 / コース:社会総合科学科 国際教養コース
留学先 / 期間:開南大学(台湾) / 2017年8月17日~30日(夏期中国語 / 英語・台湾文化研修)


今まで英語圏にしか留学したことがなかったのですが、同じアジアでも外国から見た日本を客観的にとらえたうえで、アジア圏の人から私たち日本人はどう思われているのかを自分の体験をもって知りたいと思ったので、今回の夏季語学プログラムに参加しました。また、台湾はどのような国でどのような文化慣習があるのかということにもとても興味があり、語学面というよりは台湾の生活に馴染めるかが初めは心配でしたが2週間が終わって実際のところ振り返ってみると、台湾での生活は日本と比べると、多少不便なところはありますが大きな不安・心配など無く楽しく快適に過ごすことができました。

まず、以下で開南大学での2週間の留学生活について紹介していきたいと思います。現地に着くと、すぐに開会式があり他大学の方々とコミュニケーションを取る時間があり、そこで交友関係を築くことができました。開会式後の昼食時には、オードブルで好きな量だけ取るという方式で、みんなと楽しくおしゃべりをしながら過ごしました。四日目くらいに疲れが少し溜まってきましたが、欧米での留学生活と違って日本文化に近い文化や食べ物が台湾にあったので、割と早く現地の生活に馴染めることができました。

また、授業を受けていくうちに当然ですが、日本国外で英語のスピーキング能力を養うのと、外国で勉強する英語は日本と異なっていると強く感じました。日本のように座学中心ではなく、グループで競い合ったりペアで活動したりするので、発言する機会も当然ながら多かったからです。私の担任の先生は普段子供達を相手にレッスンをしているそうなので、授業中はクイズ形式の問題が多く日本での授業よりもだいぶ楽しく、時間が過ぎるのがあっという間でした。宿題は先生によって分量は異なりますが、私の先生は基本多かったように思います。一度に三種類の宿題が出た日にちょうど半日観光の日で、授業後に急いで終わらせたことを覚えています。でも、自分のペースでジャーナルを書いて仕上げて行く方式だったので、特に期限などはなく、やりやすかったです。

生活面では、台湾の言語は中国語が主に使われていますが、私のチューターさんをはじめ、他のチューターさん全員が日本語がとても堪能だったので、特に大きな不安もなく留学生活を送ることができました。例えば、タクシーが必要な時にはタクシーを呼んだり、休日にはグループごとでの観光を企画してくれたりしました。暇な時間がないように様々な工夫をして、個人では行けない穴場スポットや有名な観光スポットなど様々な場所に連れていってくれました。日本語の堪能なチューターさんのおかげで、休日や授業後の自由時間をとても有意義に過ごすことが出来ました。

この短期留学を通して、私はこの短い2週間という間に授業はもちろんのこと日常生活でも積極的に発言し、他大学の人々とコミュニケーションを図り、充実した日々を送ることが出来ました。また、日本(徳島)にいると絶対に出会えなかった他大学出身のすごくフレンドリーな方々や開南大学のチューターさん達に出会うことが出来て本当にいい経験になりました。日本ではなかなか台湾語に触れる機会がありませんが、町の人やバスガイドさんの話すことばを間近で聞くことが出来ていくつか覚えたものもあります。第二外国語として中国語も挨拶や感謝の言葉を使って簡単な会話を少しでも覚えることが出来たのでとても良かったです。落ち着いたら今回の研修の内容をもう一度振り返ってみて、反省点や改善点などを次回留学する機会があれば、参考にしたいです。

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