留学体験記 – 片山 菜花さん

学科 / コース:社会総合科学科 国際教養コース
留学先 / 期間:マラヤ大学(マレーシア) / 2024年9月~2025年1月

●いつごろから留学の準備を始めましたか。または意識しましたか。
高校生の頃から徳島大学の留学制度について知っており、大学に入学したら必ず留学すると決めていました。

●なぜ留学先にその大学(またはプログラム)を選びましたか。
 
当初は別の国への留学を考えていましたが、自分には合わないかもしれないと思うようになりました。そこで、興味のある大学のホームページを詳しく調べるうちに、受講したい授業があること、物価が比較的安いこと、そして徳島大学からの留学生が少ないことを知り、この大学に留学することを決めました。

●留学に向けてどのような勉強をしましたか。
 
時間があるときは「スーパー英語」を活用し、移動中にはTOEICのリスニング問題やPodcastを聞いて英語の勉強をしていました。しかし、振り返ると十分な勉強ができていたとは言えないかもしれません。

●留学中、現地の方や他の留学生と、どのような交流がありましたか。
 
留学生向けのイベントに積極的に参加し、現地の方や他の留学生と交流する機会を持ちました。オリエンテーションや映画鑑賞会、アートクラブ、スポーツクラブなど、さまざまな活動に参加しました。また、マラヤ大学に留学している日本人団体にも加入し、多くの日本人留学生と交流することができました。この団体では週に1回会議を開き、日本文化を紹介するイベントの企画・運営を行いました。加入が遅かったものの、その後は日本人の方と食事に行ったり、たくさん話したりする機会が増えました。

●留学中の楽しかったエピソードを教えてください。
 
楽しい思い出はたくさんありますが、中でも弾丸でマレーシアを観光したことが印象に残っています。前日に行き先を決めることが多く、ほぼ無計画のまま現地に向かい、その場でやることを決めるスタイルでした。予定通りにいかないこともありましたが、何が起こるかわからないドキドキ感があり、とても楽しかったです。

●留学中、困ったことはありましたか。
 
最も苦労したのは住居探しです。留学前にメールアドレスの入力ミスをしてしまい、寮の申請に関する連絡を受け取ることができず、自分で住む場所を探さなければなりませんでした。大学の留学サポートの方に相談し、最初に紹介された住居に入居しましたが、家賃が高かったため途中で引っ越すことにしました。しかし、新しい住まいでは精神的に辛いと感じることが多く、住環境の大切さを実感しました。また、食事面でも苦労しました。大学の食堂や現地の有名な料理は辛いものが多く、辛い食べ物が苦手な私にとっては食べられるものを見つけるのが大変でした。マレーシアでは自炊よりも外食のほうが安いことが多いため、できるだけ食堂を利用しようと考えていましたが、限界を感じ、持参した食品や日本から送ってもらった食材を活用しながら自炊をするようになりました。しかし、最終的には自分に合った美味しい料理を見つけることができ、現地の食文化を楽しめるようになりました。

●留学前と後で自分自身での変化はありましたか。
 
留学を通じて、自分自身の価値観をより深く理解できるようになりました。また、マレーシアは多国籍国家であるため、宗教や文化的背景の違いを自然に受け入れることができるようになり、多様性への理解が深まりました。

●留学で得たものは何ですか。
 留学を通じて、かけがえのない友人と出会えたこと、そして海外での生活を実際に経験できたことが大きな財産となりました。

●留学での経験が生活にどのように影響しますか又はしていますか。
 日本では経験できないことを数多く体験できたことで、将来のキャリアや考え方にも良い影響を与えてくれると感じています。また、マレーシアでは宗教の違いによる文化の多様性を目の当たりにし、以前よりも寛容な考え方を持てるようになったと感じています。

●これから留学を考えている人へのメッセージをお願いします。
 
もし今、留学するか迷っているのであれば、ぜひ挑戦してほしいと思います。留学の良し悪しを判断するのではなく、新しい環境で自分がどのように成長し、どのように感じ、どのように行動するかを大切にしてほしいです。英語に自信がなくても、現地での生活の中で自然と慣れていくので心配はいりません。どうにかなります!!語学力の向上だけでなく、自分自身の成長にもつながる貴重な経験となるはずです。ぜひ諦めずに挑戦してください!

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