留学体験記 – 安藝 憲之介さん

学科 / コース:社会総合科学科 国際教養コース
留学先 / 期間:ビショップス大学(カナダ) / 2023年9月~2024年4月

●いつごろから留学の準備を始めましたか。または意識しましたか。
 入学当初から留学に行きたいという思いはぼんやりとありましたが、実際に行くことを意識し始めたのは3年生の4月あたりです。準備を始める時期としてはギリギリでしたが、学務係さんのお力添えもあり、なんとか間に合いました。この場をお借りして改めて感謝いたします、本当にお世話になりました。

●なぜ留学先にその大学(またはプログラム)を選びましたか。
元々私の姉が、別の大学から今回の留学先であったビショップス大学に行っていたことが大きかったです。また、幼少期にアメリカのミシガン州に住んでいたことから、英語が話せる寒いところへと引き寄せられた感じです。

●留学に向けてどのような勉強をしましたか。
 一番はカナダでのNGマナーです。失礼に当たるようなことは極力したくないと。しかし、実際のところは特に戸惑うことはなく、日本のマナーを守り生きてきたならば、マナー違反に当たる行為はほとんどないと実感しました。(ただ、基本的に一度話した事のある人に対してはできる限り一言かけましょう。)

●留学中、現地の方や他の留学生と、どのような交流がありましたか。
 私の場合は知り合った友人たちがかなりグローバルで、非常に多文化な交流でした。これはビショップス大学以外にも言える事かもしれませんが、カナダは世界中からの人気が非常に高い国なので、とてもグローバルな交友関係が期待できると思います。色々な言語の「こんにちは、調子はどう?」を覚え、よく訳も分からず使いまくりました(笑)。ただこれが案外自分にとって貴重な経験になりましたし、何気ない日常会話が、今思い返すと凄く楽しかったです。

●留学中の楽しかったエピソードを教えてください。
 スキーです!ケベック州は11月〜3月頃までの期間は太陽があまり出ないことで有名らしく、雪も中々溶けません。そういった環境は日本では中々ないですし、せっかくならと冬の間は複数回スキーに行きました。ただ、全くできない状態から始めたにも関わらず中級者用のコースに行き、一度立ち入り禁止エリアへと滑り落ちそうになりました。私含め、友人たちも心臓が止まりかけましたが、結果的には人に教えられるレベルにまで上達しました。くれぐれもスキーに行く際は、滑り方を覚えてからコースへ行きましょう。あとはトロントへたまたま訪れたドジャース、大谷翔平選手のHRが見られたことも凄く嬉しかったですし、楽しかったです。

●留学中、困ったことはありましたか。
 物価高には何度も苦しめられました。現在激しい円安が進んでおり、カナダの物価は元から高いことから、財政状況は常に圧迫しておりました。ぜひ予算を立てることや、FX取引がいつでも準備できるよう、お金に関しても柔軟な対応ができるよう考えておく必要があると感じました。あとは寒さです。覚悟しておいてください。

●留学前と後で自分自身での変化はありましたか。
 人間性に余裕ができました。というのも、色々な環境、文化、考え方で育ってきた人と言葉を交わす中で、色々な発見がありました。個人的には自分が目指したい人物と言えるような、とても尊敬できる人と出会い、彼の生き方を少し真似する形で凄く余裕ができましたし、大きく自分の中で変化がありました。

●留学で得たものは何ですか。
 グローバルなコネクションです。まさかヨーロッパからの友人がカナダでの留学でできると思いませんでした。友人がいる国(アメリカ、カナダ、ドイツ、フランス、フィンランド、コロンビアetc.)には生きているうちには是非一度行きたいなと考えていますし、日本に来ると言ってくれた友人もたくさんいるため、こちらも色々と連絡を取りながら準備しております。また、日本からビショップス大学へ訪れた方たちとも仲良くしていただき、日本国内でも行きたいところがまた増えました。こうして留学先で出会った友人たちは一生の宝物になったなと、帰国後改めて感じております。

●留学での経験が生活にどのように影響しますか又はしていますか。
 先程と少し被りますが、広い視野で物事を考えることができているように感じます。今までだと一目見て結論を出してしまっていたようなことに対して、一度立ち止まって別角度から考えてみることが習慣になりつつあります。そしてそれが凄く大事なことだという事も実感しつつあります。あとはハグや握手などのボディータッチをよくするようになりました(笑)。留学に行く予定がない方も、是非試してみて欲しいです!凄く距離が縮まります!

●これから留学を考えている人へのメッセージをお願いします。
 絶対に現地で人と話してください!留学へ行ったのなら、コミュニケーションを取ることに怯えないでください。もしかすると一生の宝物ができるかもしれません。これからの時代は、自分の知見を広げて自分なりの正義を発信する時代です。是非とも留学という機会を通じてご自身の視野を、可能性を広げてください!言語はなんとかなりますから、胸を張って行ってらっしゃい!

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