学科 / コース:社会総合科学科 国際教養コース
留学先 / 期間:慶北大学(韓国) / 2023年9月~12月
●いつごろから留学の準備を始めましたか。または意識しましたか。
大学に入る前から留学に対して興味を持っていました。1年生の秋頃に参加した長期交換留学の後から少しずつ留学の準備を始めるようになりました。
●なぜ留学先にその大学(またはプログラム)を選びましたか。
元々、家族の影響で韓国の文化や音楽に興味・関心があったこと、留学に必要な費用が比較的少ないことなどを考慮して慶北大学を選びました。また英語の授業だけでなく韓国語を学ぶことが出来る授業も選べる点も私にとって魅力的でした。
●留学に向けてどのような勉強をしましたか。
英語での意思疎通を少しでもスムーズにするために会話の練習をしましたが、本を買って韓国語も少しは読めるようにしておきました。英語力を伸ばすために参加していたアカデミック英語講座は海外で病気にかかった時に役に立つ表現など様々なことを学ぶことが出来たのでとてもよかったです。
●留学中、現地の方や他の留学生と、どのような交流がありましたか。
授業で一緒になった留学生の子とグループプレゼンをしたり、ディスカッションをしたりしました。グループプレゼンのためにカフェに集まって役割分担をしてスライドを作り夜遅くまで練習したこともあったのですがとても良い経験になりました。慶北大学の学生が留学生のために学校のある大邱を散策するツアーなどを計画してくれていたのでそこでも友達を作ることができました。
●留学中の楽しかったエピソードを教えてください。
同じ観光学の授業を受けていて仲良くなった学生とピクニックをしたことです。大学の敷地内に公園がありそこにレジャーシートを敷いて出前を頼み、お互いの大学や住んでいるところの話をしました。日本に興味がある学生が多くとても嬉しかったです。
他にも大邱で有名な遊園地に行ったり、韓国の伝統的な衣装を着たりして多くの思い出が出来ました。
●留学中、困ったことはありましたか。
韓国でバスに乗った経験などが無かったので、最初は何も分からず困りました。日本に比べて出発するスピードがとても早く、乗客が席に座る前にもうバスが動き出すので慣れない間は何度も転びそうになりました。
●留学前と後で自分自身での変化はありましたか。
留学前は周りの意見に流され、話し合いなどでただ賛同する場面などが多々あったのですが留学の中で自分の意見を求められることが多く、自分の考えを発言することに恐れを感じないようになりました。
最初の方の授業のディスカッションでは先生が止めるまで静かな場面がないほど白熱していて、圧倒されましたが、それほどの熱意を持って参加できていない自分が恥ずかしかったです。そこからどんなに短くでも自分の意見を伝えようと努力しました。
●留学で得たものは何ですか。
語学力の向上や、様々な国籍の友達など多くありますがその中でも「自信」が一番大きいと思います。一人で飛行機に乗り、言語の壁や文化の違いを乗り越えながら四か月間異国の街で生活し終えると不思議と自分に自信がつきます。留学に行く前は消極的でネガティブ思考が強かったのですが、今では外国に一人で旅行することも抵抗がなくなり、前よりも物事に対して積極的に行動するようになりました。
●留学での経験が生活にどのように影響しますか又はしていますか。
留学に行く前は韓国のニュースや歴史を調べて勉強していたのですが、留学の中で日本の政治や文化、社会情勢などを尋ねられる場面が多く自信をもって教えることができなかったので日常生活から新聞などを読み、自分の国の最新情報を常に追うようになりました。四か月という短い留学期間でしたがその中から学ぶことはとても多く、前よりも色々な視点から物事を見れるようになったと思います。
●これから留学を考えている人へのメッセージをお願いします。
行く前は今の英語のレベルで授業についていけるのか、無事に一人で向こうの大学までたどり着けるのか、など様々な不安があり考え出したら止まりませんでした。しかし実際に行ってみるとなんとかなります。自分の悩みや質問に親切になんでも答えてくれるペアの現地学生、親身になって一緒に考えてくれる友達など多くの人が留学生活をサポートしてくれました。留学をするもしないも、その後どう取り組むかも全て自分次第ですが、留学して得られた経験は私にとってとても大きなものだったと思います。