留学体験記 – 櫛渕英さん

学科 / コース:社会総合科学科 国際教養コース
留学先 / 期間:慶北大学(韓国) / 2022年2月~2022年12月

・いつごろから留学の準備を始めましたか。または意識しましたか。
高校生の頃から漠然と留学へ行きたいと考えていました。大学入学後、韓国での留学を強く希望するようになり、渡航の約半年前から本格的に準備を始めました。

・なぜ留学先にその大学(またはプログラム)を選びましたか。
海外からの留学生を多く受け入れており、韓国以外の多国籍の方々とも交流できると考えました。世界ランキングの順位が高い点も魅力に感じ、高水準の授業を受けられることを期待したためです。
また、英語でも授業を受けられるため、英語と韓国語両方の上達ができると思いました。

・留学に向けてどのような勉強をしましたか。
留学先では日韓関係について学ぶことを目標としていたため、双方の歴史や政治、社会時事等について勉強し、準備を進めました。また、英語及び韓国語の学習にも励みました。

・留学中、現地の方や他の留学生と、どのような交流がありましたか。
バディープログラムという留学生に対して韓国人学生がバディーとして生活をサポートしてくれる制度がありました。この制度で私を担当してくれたバディーとは食事や勉強をしたり、他の留学生担当のバディー達ともよく遊んだりしました。また、同じ授業を聞いている留学生とカフェをしたり、遊びに出かけたりすることもありました。

・留学中の楽しかったエピソードを教えてください。
バディー達がたくさんイベントを開催してくれたことです。お花見や旅行などの行事を通して、交流が深まりました。参加した交換学生同士でも仲良くなることができ、留学中の心の支えとなりました。

・留学中、困ったことはありましたか。
大学の敷地がとても広かったことです。学内の寮に住んでいたのですが、教室の場所がなかなか覚えられず、最初の1ヶ月程は地図を見ながら登下校していました。

・留学前と後で自分自身での変化はありましたか。
柔軟な考え方ができるようになりました。留学先では、社会人を経験してから再び大学に入学した方、子育てをしながら語学堂(大学が運営する韓国語学習学校)に通う方など、様々な国籍やバックグラウンドを持った方と出会いました。彼らは共通して、常識や固定概念にとらわれず、自分の目標に真っ直ぐ向き合っていました。そんな出会いを経て「こうあるべき」はではなく「自分がどうしたいか」が最も大切であることに気づき、これまで以上に考え方や物の見方が多角的になったと感じています。

・留学で得たものは何ですか。
失敗を恐れない気持ちです。例えば、会話の中で分からない単語があった際、分かったふりをするのではなく、意味を聞いたりその場で調べたりするよう心掛けていました。初めは、分からないと正直に話すことに少し抵抗がありましたが、周りの友人は優しく教えてくれました。失敗や恥を恐れないことが、後の成長につながるということを実感できました。

・留学での経験が生活にどのように影響しますか又はしていますか。
日々の生活をより大切にできるようになったと思います。滞在中、限られた留学生活を充実したものにしようと努めていました。そんな中、日本でいる際も同じ貴重な時間であることに変わりないことに改めて気が付き、帰国後も留学中と同様に時間の使い方を考え、積極的に行動できていると感じます。

・これから留学を考えている人へのメッセージをお願いします。
全く違う環境で生活した経験は自信に繋がり、貴重な糧になると思います。他の世界や文化を知るだけではなく、日本を客観的に見られるという点でも、留学をおすすめします。

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