学科 / コース：社会総合科学科 国際教養コース
留学先 / 期間：ルンド大学（スウェーデン） / 2017年8月～2018年6月
●いつごろから留学の準備を始めましたか。または意識しましたか。
大学の入学式で配布された先輩方の留学体験記を読み、留学を意識するようになりました。しかし、私は海外に一度も行ったことがなく、とても不安でした。語学力の向上と長期留学への自信をつけるため、大学1年生の夏休みを利用してオーストラリアの短期留学に参加しました。また、先輩方の留学報告会や説明会にも参加するようにしました。
●なぜ留学先にその大学を選びましたか。
ルンド大学はとてもレベルの高い大学であり、質の高い教育が受けられ、自分自身も周囲から周囲から良い刺激を受け成長できると考えたから。ヨーロッパでは文化や習慣が全く異なるため、自分の目でそれらを見てみたいと思ったから。
●留学に向けてどのような勉強をしましたか。
カルチャーラウンジでは、スウェーデンからの留学生から現地の暮らしについて聞き情報を集めました。大学にある英会話の部屋に通って、授業を受けたり、スピーキングの練習をしたりしました。またTOEICや英検など具体的に目標を設定し、モチベーションを上げました。
●留学中、現地や他の留学生と、どのような交流はありましたか。
ルンド大学には、ネーションと呼ばれる学生が運営しているクラブ活動のようなものがあります。ネーションでは、ナイクラブ、パブ、スケート、映画鑑賞会など様々なイベントが開かれています。これらに参加することで新しい出会いがたくさんありました。特に印象に残っているのは、私が所属していた Kalmar nation でのビールフェスタとスウェーデン語の会話会です。
●留学中の楽しかったエピソードを教えてください。
私が留学していた時期には、4年に1度開催されるルンドカーニバルという文化祭のようなイベントが開催されました。このイベントは隣の町か旅行客が来るほど大きく、静かなルンドの街もこの日が賑わっていました。私はスウェーデン人の友達と参加しました。早くから席をとり1番前でパレードを観たこと、アイスクリームを食べながら談笑したこと、お揃いのTシャツを買ったことなど、どれも忘れられない思い出です。
●留学中、困ったことはありましたか。
スウェーデンでは長い冬を越すのが大変でした。気温はマイナスになることも多く、日本に比べて厳しい寒さでした。日没が15時くらいと早く、昼間でも太陽が出る日が少なく、薄暗い日が続きました。時期的に膨大な量の期末レポートも重なり、無気力になったり、気が滅入る時もありました。
●留学前と後で自分自身での変化はありましたか。
困難に直面した時にこれも自分が成長できるチャンスだとポジティブに捉えることができるようになりました。
●留学で得たものは何ですか。
スウェーデンには、ベジタリアンやビーガン（肉類に加えて卵や乳製品など動物性食品を一切食べない人）の人が多くいました。自分とは異なる価値観を持った人に出会えたことは私にとっての財産です。
●留学での経験が生活にどのように影響しますか又はしていますか。
留学中は自由時間が多いです。私はその時間を利用して多くの国を旅行しました。旅行の計画、旅行中のちょっとしたトラブルなど自分で解決しなければなりません。自分で考え、入念に調べ、行動を起こすことができるようになったと思っています。
●これから留学を考えている人へのメッセージをお願いします。
少しでも留学を考えている人には、絶対にあきらめないでほしいです。実際行ってみると、追い込まれたときには自分で行動でき、助けを求めれば周りの人は手を差し伸べてくれるものです。私は留学中、勉強などで頑張っている人にたくさん出会えました。刺激を与えてくれる人や環境がそこにはあります。そんな環境で切磋琢磨し、成し遂げられるか分からないことに挑戦してほしいです。