留学体験記 – 飯田 紗也さん

学科 / コース:人間文化学科 国際文化コース
留学先 / 期間 :ビショップス大学(カナダ) / 2018年9月~2019年4月

●いつごろから留学の準備を始めましたか。または意識しましたか。
 私は日本語教育に興味があり、大学では日本語教員養成講義を受講していました。その中で、海外における日本語教育に関心を持つようになり、留学を意識し始めました。実際に準備を始めたのは出発の10か月前頃です。

●なぜ留学先にその大学を選びましたか。
 ビショップス大学は、日本語TAのインターンシップがあるからです。現地に行って知識を勉強することよりも、実際に教える経験を積むことができるという点に魅力を感じました。

●留学に向けてどのような勉強をしましたか。
 留学に必要な条件ではありませんでしたが、日本語教師として働く際に必要な日本語教育能力検定試験を受け、資格を取得しました。日本語を教えるにあたって必要な知識を勉強しました。

●留学中、現地の方や他の留学生と、どのような交流がありましたか。
 日本語の講義を受けている学生を中心に、一緒に出掛けたり、自宅に招待していただいたり、貴重な体験をすることができました。また、日本語に関心がある学生や、日本への留学を考えている学生を対象に日本パーティを企画・実行したりしました。

●留学中の楽しかったエピソードを教えてください。
 私は、日本語アカペラサークルに参加していました。春休みにはメンバーで合宿に行きました。そこで歌の練習をしたり、一緒に話しながらご飯を食べたり、ミニコンサートをしたことがとても印象に残っています。とても楽しかった思い出です。

●留学中、困ったことはありましたか。
 1番困ったことは言語です。ビショップス大学があるLennoxvilleは英語とフランス語が話されています。看板等の表記がフランス語のみのものがあり、何を示しているか分からなかったり、メニューが読めなかったりして少し困りました。

●留学前と後で自分自身での変化はありましたか。
 留学前は、留学することで卒業がずれてしまうことをとても気にしていました。留学後は、全くそう思わなくなりました。日本で同じ時間を過ごしても、ここまでたくさんの経験はできないと思います。本当に留学は密度の濃い時間を過ごすことができました。

●留学で得たものは何ですか。
 かけがえのない友達ができました。日本でカナダから留学に来ている学生と再会することもできました。日本語で話してくれたときはとても嬉しかったです。

●留学での経験が生活にどのように影響しますか又はしていますか。
 留学を通して、日本語教師として自分に不足していることが明らかになりました。また、自分が本当にしたい事が見えてきました。カナダでの経験をステップにして、さらに勉強しよう、挑戦してみようと前向きになれています。

●これから留学を考えている人へのメッセージをお願いします。
 海外の大学で長い期間生活・勉強することや、友だちもいないし、知らない新しい環境に飛び込むことは不安に思う人が多いかもしれません。私もすぐ留学を決断できたわけではありません。きっと留学は、異文化のなかで生活し、大学で学術的な知識を得るだけではなく人として成長できるチャンスになります。大学生の今がその絶好のタイミングだと思います。たくさん考えることがあると思いますが、自分がやってみたいと思うことは挑戦してみるのが1番です。私自身、留学して本当に貴重な体験ができてよかったと思っています。

 

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