留学体験記 – 奥田 萌加さん

学科 / コース:人間文化学科 国際文化コース
留学先 / 期間 :ビショップス大学(カナダ) / 2017年9月~2018年4月

●いつごろから留学の準備を始めましたか。または意識しましたか。
 大学1年次から留学について考えていました。

●なぜ留学先にその大学を選びましたか。
 私たちが学んできた英語がアメリカ英語であるという点で北米地域への留学に興味を持っていたためです。またいろいろな話を聞く中でカナダという国が第2言語として英語を話す人が多いということを知り、語学力向上を図りつつ、いろいろな文化も感じてみたいと思うようになりました。そのため、知らない土地での長期にわたる海外生活であっても挑戦することは何らかの形で将来につなげることができる、決意しました。

●留学に向けてどのような勉強をしましたか。
 大学1年次から英会話教室に通うなどし、listening力・speaking力の向上を図りTOEICなどにも取り組んでいました。

●留学中、現地の方や他の留学生と、どのような交流がありましたか。
 授業内で知り合った友達や友人の紹介で知り合った友達など、たくさんの現地の学生や留学生と関わることができました。定期試験に向けて一緒に勉強するだけでなく、週末を使って旅行に行ったり、日本食パーティーをしたりするなどイベントを通して仲を深めることができたと思います。

●留学中の楽しかったエピソードを教えてください。
 たくさんの日本人以外の友人ができたことです。週末に皆でお酒を交わしてわいわいしたり、友人と日本食パーティーをしたりしたことがとても楽しかったです。特に日本食パーティーをした際には一緒にご飯を作り、友人たちがおいしいと喜んでくれやことが印象に残っています。

●留学中、困ったことはありましたか。
 語学力が低いあまり、コミュニケーションに支障があったことです。心が折れそうになったことは何度もありましたが、友人はみな温かく見守ってくれたこともあって、語学力向上という留学における目標の1つに向けて前向きに取り組むことができました。

●留学前と後で自分自身での変化はありましたか。
 少しだけポジティブに思考になったことです。友人らは勉強に追われていながらもいつも笑顔で私に接してくれました。また、私が気の沈んだ顔をしているときにはとても励ましてくれたので、もっと前向きに頑張ろうという気持ちになろうと思えました。今では何か悩むことがあったときでも考え込みすぎるのではなく、可能性にチャレンジするように心がけるようになりました。

●留学で得たものは何ですか。
 語学力と物事に対する広い視野です。どうしても日本国内だけで生活していると海外の方々を”外国の方”というフィルターで見てしまい、言語能力に対する不安などから少し会話をためらってしまう部分がありました。しかし、カナダでの留学生活をとおしてそのような概念がなくなり、言語や見た目の違いがあっても、日本人同士での人間関係と全く同じで親密になりたいという気持ち次第で心の距離は変わると思えるようになりました。

●留学での経験が生活にどのように影響しますか又はしていますか。
 海外の国について知れたことや語学力を向上させられたことが直接的に何かに影響を与えるのは難しいかもしれませんが、それらは私の経験値として自信につながっているのは確かです。またより広い視野で物事を見ることができ、ポジティブに考えられるようになったのは大きなプラス要素だと思っています。

●これから留学を考えている人へのメッセージをお願いします。
 長期留学と聞いて不安から挑戦をためらってしまうことがあるかもしれません。でも実際に生活してみると想像していたよりもはるかに困難なことは少なく、楽しい出来事や新しい発見にあふれていて、8か月は本当に短いと感じました。
 これほど時間的余裕があるのは大学生のうちだけだと思います。少しでも長期留学に興味がある方、そうでない方にもぜひ挑戦してもらいたいと思います。もちろんお金もかかるし、慣れない生活に対する不安もあるでしょうが、挑戦する価値がとても大きいのは確かです。

 

TOP