留学体験記 – 上本 瑞希さん

学科 / コース:人間文化学科 国際文化コース
留学先 / 期間:ビショップス大学(カナダ) / 2016年9月~2017年4月

●いつごろから留学の準備を始めましたか。または意識しましたか。
 留学を意識したのは高校生の頃。準備は徳島大学に入学した直後から始めた。

●なぜ留学したのですか。
 分かる英語だけではなく、使える英語を習得するには長期留学が一番の近道だと思ったから。また、新しい人や文化に出会うことに以前から魅力を感じていたから。

●なぜ留学先にその大学を選びましたか。
 入学直後の留学説明会で、ある先生にビショップス大学を紹介されその時から「ここに行きたい」と思い続けていた。専攻の応用言語学の中でも第二言語習得の分野に特に興味があり、フランス語圏であるケベック州の英語教育に関する授業があるビショップス大学は自分にぴったりだと思った。

●留学に向けてどのような勉強をしましたか。
 英語の授業ではネイティブの先生の授業を選択、また短期留学プログラムやアカデミック英語講座への参加など、実際に英語に触れる機会を自ら作るよう努力した。

●留学中、現地や他の留学生との交流はありましたか。
 授業中のグループワークやディスカッションはもちろん、カフェテリアや寮でも常に現地や他の留学生と交流する機会はあった。ビショップス大学は比較的小さい大学なので、ほとんど毎日顔を合わせるうちに自然と仲良くなれるような、素敵な環境だった。

●留学中の楽しかったエピソードを教えてください。
 週末に行われるパーティや、サンクスギビングなど日本では体験できないようなイベントはどれも楽しい思い出。しかし、授業後にカフェテリアで何時間も会話を楽しんだり、ジムで一緒にランニングをしたりと、日常生活の中での小さな出来事もどれも新鮮で楽しかった。

●留学中、困ったことはありましたか。
 冬学期が始まってすぐの1月~2月の2ヶ月間、ホームシックになったときが一番苦しかった。これまでとても仲良くしていた友達とも話す気になれず交友関係に溝ができた時期があった。そんな時でも何とかしようと親身に話を聞いてくれて、外出しようと何度も誘ってくれた友人がたくさんいて本当に助けられた。

●留学前と後で自分自身での変化はありましたか。
 英語に対する不安がなくなったのは大きな変化だったが、それ以上に、自分の伝えたいことを躊躇することなく相手に発信できるようになったことだと思う。授業中では自分の意見があっても発言しなければ意見がないと思われる。友達に気を遣って曖昧な返事をするとすぐに勘違いが生まれる。そういった経験を通して、真っ直ぐに自分の思いを相手に伝えることができるようになった。

●留学で得たものは何ですか。
 日本では決して味わうことのできない初めてだらけの経験、日本にいては出会うことのなかった友達、上記で述べたような留学したからこそ発見できた新しい自分。

●留学での経験が生活にどのように影響しますか又はしていますか。
 1日1日をより大切に過ごすようになった。8ヵ月という限られた時間の中では毎日が貴重だったため、そのどれも無駄にしないよう生活することが大切だという意識が生まれた。

●これから留学を考えている人へのメッセージをお願いします。
 留学、と聞くとどうしても勉強というイメージが強くなってしまう人も多いかと思います。しかし、それだけではありません。他国から来た友達と過ごす日常も、近隣の国への旅行も、カルチャーショックやホームシックなどからくる辛い経験も、すべて「留学」です。英語の習得という一面にとらわれず、人生におけるかけがえのない経験として、様々な期待を込めて挑戦してみる価値のあるものだと僕は思います。

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