学科/コース：人間文化学科 国際文化コース
留学先 / 期間：ビショップス大学（カナダ） / 2015年8月25日～2016年4月25日
●いつごろから留学の準備を始めましたか。または意識しましたか。
徳島大学に入学した時から、卒業するまでに留学をしたいと考えていました。
2015年3月に交換留学生に選ばれたのですが、それまではずっと英語の勉強を続けていました。
●なぜ留学したのですか。
日本の教育とカナダの教育を比較して、相違点を見つけ、今後の英語教育に対するヴィジョンを広げようと思ったからです。
●なぜ留学先にその大学を選びましたか。
面接をしてくださった先生に、「教育を勉強するならビショップス大学がよい」と言われたからです。またビショップス大から来ていた学生からも、この大学で教育を勉強することができるよと教えてもらいました。
●留学に向けてどのような勉強をしましたか。
留学をする前は、授業についていくことだけを考えていたので、リーディングとリスニングに焦点を置き、勉強をしていました。また、海外から来られた先生方と話をするときは、意識をして英語で話すようにしていました。
●留学中、現地や他の留学生との交流はありましたか。
今年も世界中からinternational studentsや交換留学生がビショップス大学に来ており、その学生たちと毎日話をしていました。友人になった学生の家にもお邪魔して、そのご両親とも話をすることができました。
●留学中の楽しかったエピソードを教えてください。
Fall Semesterで受けていた教育の授業で、カナダの小学校に見学するというアクティヴィティーがありました。教育を勉強したくてビショップス大学へ留学 した僕にとって、この活動は大変意義のあるものでした。海外の小学校に見学にいくということは簡単にできることではないので、そういった意味でも貴重な体 験でしたし、実際の教育現場を見学できたのは本当によかったと思っています。
また、いろんな国から来た学生と話をすることも楽しかったエピソードの一つです。自分たちの国の歴史、文化、政治、言語や宗教など、違いを探しながら話をしていました。
●留学中、困ったことはありましたか。
カナダのケベック州は第一言語がフランス語なので、フランス語で話しかけられた時は困りました。また、周りの人たちの英語も、今まで聞いたことのないような表現があったり、ものすごく早く話をしていたので、聞き取れなかったときは戸惑っていました。
●留学前と後で自分自身での変化はありましたか。
自分で新しく何かを始めることに対して躊躇しなくなりました。また、失敗を恐れなくなりました。今までは、行動する前に将来のことをあれこれ考えて、逃げ出 す場面が多々ありました。中にはめんどくさくて投げ出すこともありました。しかし、海外へ出て自分から積極的に行動しなければ何も得られないという経験を したので、そこから自分の考え方を少しずつ変えていきました。
●留学で得たものは何ですか。
世界にはいろんな考えを持つ人がたくさんいます。その人たちと話をすることで自分の中の価値観と世界観が広まりました。今まで当たり前のようにしていたこと が、そうではないという場面が非常に多く存在します。中には理解しがたいようなことも存在します。海外へ出て改めて日本の素晴らしさや足りない部分を見つ けることができました。その逆も然り、たくさんの国の素晴らしさも違いも見つけることができました。
●留学での経験が生活にどのように影響していますか。
いろんな人の話を聞くようになりました。その人たちの意見が良い悪いではなく、まず話を聞いてみる。そこからその意見の対して考えるようにしています。自分の意見に１００％の自信があってもなくても、いろんな人の価値観に触れるようにしています。
●これから留学を考えている人へのメッセージをお願いします。
僕はビショップス大学へ留学する前は一度も海外へ行ったことがありませんでした。旅行でさえありませんでした。もちろん一人で空港へ行き飛行機に乗ることも 一度もありませんでした。パスポート取得からビザ取得から何からなにまで全てが人生初体験でした。そのような状況でも、海外で無事８ヶ月間過ごすことがで きました。
今、留学を考えている方のなかにも、僕と似たような境遇の方もいらっしゃるかと思います。上手くいくかどうかわからない。初めて の海外が長期留学だから不安でいっぱいだ。もし何かあったらどうしよう。このように、いろんな不安に苛まれることもあるかと思います。しかし、不安なのは 皆同じです。もちろん僕もそうでした。何度も留学経験のある人にとっても予測不能な事態は起きることもあります。自分のイメージと現実とのギャップに驚く 人もいます。ですので、極端に不安になる必要はありません。気づいたら海外の文化にすっかり慣れていますので、留学という貴重な経験を精一杯楽しむ！とい う感覚を持っていれば大丈夫です。