留学体験記 – 川西 沙也加さん

学科 / コース:人間文化学科 国際文化コース
留学先 / 期間:ビショップス大学(カナダ) / 2014年8月~2015年4月

●いつごろから留学の準備を始めましたか。または意識しましたか。
 留学したいと思い始めたのは中学生の頃からで、大学に入学してからも留学することを考えていました。留学を決意したのは募集が始まってからです。

●なぜ留学したのですか。
 語学力の向上はもちろんですが、それよりも日本と外国の違いを知りたいと思ったからです。また、長期間外国で過ごすことは今しかできないと思ったからです。

●なぜ留学先にその大学を選びましたか。
 以前からカナダへの憧れがあった、という理由もありますが、カナダ内で唯一のフランス語圏であるケベックに興味をもったからです。

●留学に向けてどのような勉強をしましたか。
 学内のESRやECRを利用して、スピーキングの向上に努めました。また、TOEFL講座を利用したりTOEICの勉強をしました。

●留学中、現地や他の留学生との交流はありましたか。
 ビショップス大学はアジア、ヨーロッパ、南米など様々な国から留学生が来ているため、たくさんの人と交流することができました。オフキャンパスではなく、学生寮に住んでいたことや、英語を母語としない人のための授業のESL(English as Second Language)を受講していたことが、多くの学生と知り合うきっかけになったと思います。

●留学中の楽しかったエピソードを教えてください。
 旅行として様々な場所に足を運んだり、ハロウィンやイースターなどといった行事に参加するなど、たくさんの日本とは違う異文化に触れることが楽しかったです。また、様々な国籍を持つ友人たちとお互いの国についてなどたくさん話をするといった小さなこともとても楽しかったです。

●留学中、困ったことはありましたか。
 自分の当り前、常識が通用しないといったカルチャーショックや、なかなかコミュニケーションがとれないといった悩みなどももちろんありましたが、何よりも帰国前日にパスポート等の貴重品が入った荷物を盗まれ、帰国できなくなったことが一番困ったことでした。改めてここは日本とは違うんだということを認識したと共に、もっと常に危機感をもつべきであったと反省しました。

●留学前と後で自分自身での変化はありましたか。
 積極的になったと思います。私は人見知りで臆病なところがあったのですが、何事にも挑戦してみよう、まずやってみよう、たくさんの人と話してみよう、と積極的に行動できるようになったと思います。

●留学で得たものは何ですか。
 自信が持てるようになり、度胸がつきました。今までと全く違う環境でたくさんの経験や失敗をすることで、精神的に強くなりましたし、失敗を恐れずに行動できるようになりました。

●留学での経験が生活にどのように影響していますか。
 大げさではなく、世界が広がりました。自分の思っていた当り前は決して当り前じゃなかったということに気付き、そこからたくさんの選択肢が見えてきました。また、今までは自分と違う人を拒んでしまうことが多々ありましたが、その違いも個性だと捉えて、相手を尊重したり受け入れられるようになりました。

●これから留学を考えている人へのメッセージをお願いします。

 自分の言葉が通じない、常識が通じない。留学ではそういった今までとは全く異なる環境に飛び込むわけですから、なかなか踏み出せないといった葛藤や不安もあると思います。実際、留学中に苦しくてつらい経験もたくさんしました。しかし、それ以上に得るものはたくさんあります。そのような経験ができる留学に、学生として時間がある今、ぜひ挑戦してほしいなと思います。

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