留学体験記 – 井上佳那子さん

学科 / コース:人間文化学科 国際文化コース
留学先 / 期間:ヴァレンシア大学(アメリカ) / 2014年8月~2015年1月

●いつごろから留学の準備を始めましたか。または意識しましたか。
 入学当初からどこかに長期留学に行きたいと思っていました。留学のための試験を受ける約1年前から行動に移し、TOEICのスコアを上げるように努力しました。

●なぜ留学したのですか。
 日本では経験することのできない体験を社会人になる前にしたかったためです。ディズニーで働けるなんて今しかできないし楽しそうと思ったためです。

●なぜ留学先にその大学を選びましたか。
 英語を習いに行くのではなくて、英語を使って学ぶことでネイティブのような英語力が身に付くと思ったためです。一流会社として名高いディズニーでビジネスを学ぶためです。

●留学に向けてどのような勉強をしましたか。
 大学にあるESRやカルチャー・ラウンジに行ったり、TOEICの勉強をしました。

●留学中、現地や他の留学生との交流はありましたか。
 様々な国からのゲストに接する機会が多くありました。また一緒に働いていた仲間も、アメリカ人だけでなく、アジアや南米、ヨーロッパなど世界の様々な国籍の人がいました。日本人がいない環境だったこととキャスト同士のコミュニケーションが必要であるため、英語を使って積極的に関わることのできる環境だったと思います。

●留学中の楽しかったエピソードを教えてください。
 クイックフードサービスでアイスを作ったり売ったりする仕事をしているとき、magical momentとしてゲストの方に自分が自由に作ったアイスを無料でプレゼントするという機会がありました。同僚と一緒にアイスをミッキーの形にしたり可愛くデコレーションしたりする作業はすごく楽しかったです。何より、「ティンカーベルからの贈り物だよ」などと自分でストーリーを考えて、アイスをプレゼントした時のゲストの驚いた顔と幸せそうな笑顔をみてとても嬉しくなったし、キャストならではの醍醐味だと思いました。

●留学中、困ったことはありましたか。
 ある程度覚悟していたものの、ネイティブの英語はとても速く聞き取れなかったり理解できなかったりすることが何度もありました。仕事に関わることだったので、何度も質問したり後で同僚に聞いたりなどして対応しました。

●留学前と後で自分自身での変化はありましたか。
 以前よりも積極的に行動できるようになったと思います。また、約半年間外国で働いたという経験は自分にとって大きな達成感と自信になりました。なので、少しくらい辛いことがあってもあの時を乗り越えられたのだから大丈夫と励みになっています。

●留学で得たものは何ですか。
 もっとも大きなものは、行動力です。自分が行動しなければ何も始まらないということを実感しました。発言しなければ何を考えているかわからない人と思われるし、嫌なことは嫌と言わなければ伝わらないということを学びました。一見当り前に思えることでもこれまでできていなかったし、できなくても不自由なく暮らせていた日本はいい意味でも悪い意味でもすごいと思いました。また、いろいろな国の友達ができたことも嬉しいです。

●留学での経験が生活にどのように影響していますか。
 一番大きく影響したのは、就活の軸です。留学を通して日本のことをもっと世界に広げたいし、日本をもっと活気ある国にしたと思うようになりました。なので、日本の魅力を国内にも世界にも伝えられるような仕事に就きたいと考えるようになりました。また、キャストが楽しんでやりがいを持って働けるような仕組みをたくさん学びました。この経験を基にこれから試行錯誤して、働く人がいきいきして働けるマネジメントができたらいいなと考えています。

●これから留学を考えている人へのメッセージをお願いします。
 最初は留学なんて敷居が高いように思えますが、いざ行動してみると意外にいけるものです。こんなに時間があるのも学生の間だけだと思います。楽しみながら自分の視野を広げるもの、新しいことに挑戦する選択肢の一つとして留学は自信をもっておすすめできます。

 

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