留学体験記 – 樫原 夏海さん

学科 / コース:社会総合科学科 国際教養コース
留学先 / 期間 :開南大学(台湾) / 2018年9月~2019年6月

●いつごろから留学の準備を始めましたか。または意識しましたか。 
 大学入学前から留学を希望していましたが、本格的に動き出したのは2年の後期からでした。留学報告会に参加することから始めて各留学先の情報収集とTOEIC勉強を行い、留学先を決めてからは学内の面接や留学先に提出する書類の準備なども語学勉強と同時にしていました。

●なぜ留学先にその大学を選びましたか。
 元々は別のプログラム参加予定でしたが、急きょ開南大学へ変更になりました。ですが、元々留学をしたいと考えていたことと、一度台湾を訪れた事がありその治安の良さと物価の安さを知っていたことからプログラムへの参加を決めました。

●留学に向けてどのような勉強をしましたか。
 1年次は生協の英語コミュニケーション講座に参加し、2年次は短期留学を経験しました。また、徳島大学に来ている留学生と交流したり、国際交流センター2階で開催されている Academic English 講座などに参加することで、英語での会話を行う機会を増やしました。また、TOEIC 対策を通して文法力や単語力の向上に努めました。BBC のニュースアプリを用いて、ネイティブの英語を聞き取り理解する練習も行いました。

●留学中、現地の方や他の留学生と、どのような交流がありましたか。
 台湾では日本に興味や好印象を持ってくれている人が多く、大学だけでなく電車やレストランなど学外でも話しかけられる事がよくありました。そのおかげで、学内では英語・中国語の両方を使って話す友人がたくさんでき、学外では現地の人と中国語で会話をする機会を多く得ることができました。また、熱心な日本語学科の学生との交流を通じて触発され、自らの語学学習のモチベーションを上げることが出来ました。

●留学中の楽しかったエピソードを教えてください。
 韓国人の同じ交換留学生と一緒に台中へ旅行したことは、沢山の楽しかった思い出の中の一つです。8人と人数も多く、予定をしっかり決めずにその場で相談しながら決めたためバタバタはしましたが、その分距離は縮まり充実した1日を過ごすことが出来ました。無意識に英語と中国語を混ぜて話していたのに気づいたときは、「数字だけ中国語になってるよ」なんて笑い合ったのが特に印象に残っています。

●留学中、困ったことはありましたか。
 留学前に中国語を習ったことがなかったため、学外、特にローカルな場所では英語があまり通じず初めは戸惑いました。しかし、必要に迫られたことが中国語を学ぶモチベーションにもなり、新たな言語を学ぶ楽しさに繋がったので良かったと思います。

●留学前と後で自分自身での変化はありましたか。
 留学を経験したことで、自分の中で価値観の変化がありました。留学前は目立つことが苦手で考えすぎて消極的になってしまう部分がありましたが、留学で多様な考え方を持つ人々と交流したことと限られた留学期間だからと多種多様な活動を行ったことによって、積極性が身につきました。また一年間留学したという事実により自信が付き、自分から行動したり発言したりすることに対する苦手意識が薄まりました。

●留学で得たものは何ですか。
 この留学を通じて、積極性や自信等の自分の中での変化と共に、かけがえのない友達を得ることが出来ました。生まれ育った国や地域などの違う本来なら出会わなかった様な人達と出会うことが出来、留学していなければ話すことのなかったタイプの人達と交流し仲良くなれたことは、特別で一生ものの体験だと思います。

●留学での経験が生活にどのように影響しますか又はしていますか。
 留学を終えたばかりなので何とも言えませんが、留学前と比べると精神的に一回りも二回りも成長できたのではないかと思います。今後は留学生活で感じた気持ちを忘れずに、より英語力と中国語を鍛えるための努力を惜しまずに頑張りたいと思います。また語学だけでなく、どんなことにもチャレンジ精神を忘れずに積極的に行動していきたいです。

●これから留学を考えている人へのメッセージをお願いします。
 留学をしなくても語学力を伸ばしたり国際交流をする機会を作ることは出来ます。しかし、たった一人で見知らぬ土地に飛び込んでいくという経験は、それ以上に人を成長させてくれるものだと思います。学生時代は留学できるいい機会です。ぜひ積極的にチャレンジしてみてください。

 

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