学科 / コース:社会総合科学科 国際教養コース
留学先 / 期間 :開南大学(台湾) / 2018年9月~2019年1月
●いつごろから留学の準備を始めましたか。または意識しましたか。
留学を意識したのは高校の時で徳島大学を選んだ際も留学が理由の一つでした。しかし入学当初は自分の語学力に自信が持てず一度は諦めていましたが、3年次のオリエンテーションで田久保先生から声をかけていただき準備を始めることになりました。
●なぜ留学先にその大学を選びましたか。
台湾には留学前に一度訪れたことがあり、その際に現地の人々や文化にとても親しみが持ていつかもう一度行きたいと考えていました。そこで留学の話を耳にし、台湾のことをもっと知るとこができる良い機会であると思い選びました。また開南大学では中国語だけでなく英語も学べることを知り魅力的に感じました。
●留学に向けてどのような勉強をしましたか。
中国語を大学1年次に履修していたこともあってその際に使っていたテキストを復習しました。また英語の勉強も必要だと思い、その中でも特にリスニングの練習に重点を置いてなるべく毎日英語の文章を聞いていました。
●留学中、現地の方や他の留学生と、どのような交流がありましたか。
留学生を対象としたイベントが頻繁に開催されており、学生や先生が台湾の文化を留学生に紹介したり、時には留学生がそれぞれの国も文化を伝えたりする機会もありました。また開南大学には日本語学科があるので日本語を勉強している学生も多く、食堂で気軽に日本語で話しかけてくれたり中国語を日本語で丁寧に教えてくれたりといろんな場面で台湾の人と交流することができました。
●留学中の楽しかったエピソードを教えてください。
留学生のお世話をしてくれるチューターさんが色々なお店や観光地に連れて行ってくれ、その際にも台湾のことをたくさん教えてもらい、お互いのことを話し合う時間がとても楽しかったです。またお店のメニューで自分がわからない中国語があった時にどんなものかをすぐ調べるのではなく想像して頼んでみるといった体験が日本ではできないことなので自分なりに楽しむことができました。
●留学中、困ったことはありましたか。
台湾は物価も他の国に比べて安いし過ごしやすい気候でしたが、日本に比べると車の運転が少し豪快でバスがかなり揺れたり横断歩道を渡る時に車が突っ込んできたりと日本でいる時より気をつけることが多かったので、慣れるのに大変でした。
●留学前と後で自分自身での変化はありましたか。
日本の空港に着いて間もない時に私のことを知らない女性が私に話しかけてくれ、おかえりと優しい声をかけてもらえたり、飲食店で丁寧な接客とお礼を受けたりしました。このように留学前には当たり前だと考えていたことも実はとても素晴らしい日本の文化だと改めて気づけたし、留学前よりも感謝の気持ちをきちんと形にしようと思えるようになりました。また留学を機に語学の勉強も無駄にはならないと思え、モチベーションの向上につながりました。
●留学で得たものは何ですか。
これからも一生付き合っていきたいと思えるたくさんの友達と、台湾の人々の優しさを知れたことです。半年間というわずかな時間だけれど、台湾のことをたくさん知ることができて今では私にとって第2の母国と思えるくらい大切な場所になりました。
●留学での経験が生活にどのように影響しますか又はしていますか。
日常の生活が大きな変化をしたわけではありませんが、台湾に関する情報に対して敏感になったり中国語を耳にすると何を言っているのだとうと理解しようとしたりするようになりました。また今までは普通にしていたことも台湾とは違いがあると気づくなど、別の角度から物事を捉えることができ日本での出来事を客観的に見る機会が増えました。
●これから留学を考えている人へのメッセージをお願いします。
私の場合、留学はしたいと思っててもなかなか行動に移すことが出来なくて諦めていたし、留学が決まった時もあまり現実感がありませんでした。私と同じように留学に対して迷いがある人にはぜひ一度、留学した後の自分を想像してみてください。きっといろんな体験をして充実した自分を描いていると思います。現に私がそうで、本当に充実しています。頑張ってください。